2017年を振り返る
Gyroscopeをつくり続けた1年
2017年、Gyroscopeは3歳になり、登録は20万件を超え、新しいプラットフォームにも広がりました。ネイティブのAndroidアプリや、ハードカバーの年次レポートの本もそのひとつです。年の終わりまでに、Gyroscopeを使うみなさんは…
- 📸 アプリから64,194枚のカードを保存しました
- 😂 724,335件の気分の記録をつけました
- 💕 2,848,509,770回分の心拍数を同期しました
- 📉 11,685,566回、体重をはかりました
- 🍃 604,304回、瞑想しました(headspaceが152,159回、calmが39,716回)
- 🏃 2,405,946回のランニングを記録しました
- 🎯 31,439件の週の目標を立てました
Proの購読者も4,000人を超えました。おかげでチームを大きくし、インフラにもさらに投資し続けられます。

この1年を、ざっとまとめてみます…
2017年1月
Gyroscopeを最初につくったとき、登録の流れはできるだけ手間がかからないようにFacebookログインを使っていました。去年の1月、V1.9でメールという新しい選択肢を加えました。
2月
Matrix PartnersやTrue Venturesといった素晴らしい投資家、それに長くGyroscopeを使ってくれているメンバー数人のエンジェル投資で、資金調達をしました。



これで、人間の体のためのOSをつくるという道筋を進み続けられますし、もっと野心的なことに取り組めるようにチームも増やせます。
2月には、Gyroscope Chrome拡張の大きなアップデートも出しました。新しいタブを開くと、最新の数字を思い出させてくれるものです。

Balance、Workouts、Productivityという3つの新しいテーマを加えました。体重のような人に見られたくない数字をぼかす設定も足したので、パソコンの画面を誰かに見られても大丈夫です。まだChrome拡張を使っていない方は、ぜひここから。



3月
人間の体のためのOSを目指す旅の続きとして、まだGyroscopeになかった大事な生体データの穴を埋め始めました。血糖値、血圧、そしてHealthKitからのたくさんの連携です。
血糖値や血圧をすでに記録している人はまだ多くありませんし、この情報を持っていないユーザーもたくさんいます。それでも、手に入れるのはずっとかんたんになりつつあります。
これから数年のうちに、こうした数値に手軽に触れられる新しい機器や技術が市場に出てくると考えています。そのすべてを読み解くうえで、Gyroscopeはかけがえのない存在になるはずです。
4月
4月にはSoftware Mansionと組んで、ずっと要望の多かったGyroscope Androidアプリの開発を始めました。アプリはiOSでしかつくって試していなかったので、React Nativeを使っていて多くの部分を再利用できたとはいえ、Androidに持っていくにはそれなりの作業が必要でした。
スマホの上ではかなり早く動くようになりましたが、そこから本当にネイティブらしい感触にするまで、さらに何か月もかかりました。マテリアルデザインのような細部に従い、プラットフォームごとの作法に合わせていったのです。
5月
心の健康は、体の健康と同じくらい大切です。Gyroscopeの目標は、その両方のバランスを保つ手助けをすることです。睡眠や瞑想の記録に加えて、V1.9.3では自分の気持ちの記録をより良く残せる、新しい気分の記録機能を加えました。これまでどこにも存在しなかったものです。

1から5の単純な評価よりも良いものとして、カードを左右にスワイプするだけで総合的な気分のスコアが出る、もっとかんたんで、もっと幅広い気分の記録をつくりました。元気さや緊張といったいろいろな面の上がり下がりをとらえます。
採点は「profile of mood states」という古くからの手法をもとにしていて、不安、怒り、元気といった下位の要素をすべて足し合わせて最後にひとつの数字にします。これによって、自分で感じる生産性やストレスの度合いといった大事な指標を、長い目で分析することもできます。
新しいワークアウトのカードも加えて、ドーナツやクッキーに並ぶカロリーの見方としてピザの数え方を用意しました。こうしたジャンクフードのカロリーの高さには驚かされますし、あれだけがんばったのにひと口ふた口で帳消しにしないようにという、良い戒めにもなります。

6月
Gyroscopeを使うことで、いつかは体調を崩すこと自体を防げるようにしたいと思っています。体調不良は、睡眠不足や過度のストレス、その他の免疫を弱らせる、防げるはずの要因から起こることがよくあります。
その第一歩は、症状を記録して、私たちが記録している生活の他のすべてと重ね合わせられるようにすることです。たいていはとても小さなことです。ちょっとした頭痛やのどの痛みは、どこにも記録も報告もされません。そこに型が見えることもあります。私の場合、製品を出したあとや旅行のあとに体調を崩しやすいと気づきました。

ケトジェニックな食事を試しているユーザーも多かったので、その数値をGyroscopeに入れられるようにしました。これも他のサービスでは記録することも、かんたんに保存しておくこともできない指標です。ここでの狙いは、ケトジェニックな食事が自分に効くのかどうかを理解する手助けをすること、そして体重や生産性や気分といった生活の他の面への影響を見えるようにすることです。
それからもうひとつ…AppleがWWDCでiOS11を発表したとき、私たちは発表の中に少しだけ登場し、新しいApp Storeの一番上で紹介されました。

7月
Androidアプリをもっと速く良くするために、世界中の人にベータテストを手伝ってもらう先行版を出しました。
Sleep AIの仕組みも良くして、毎晩の睡眠を記録するいちばんの方法にしました。高価なトラッカーを別に買わなくても、すでにあるApple Watchなどのデータを使いますし、私たちがすでに得ている他の情報の量と質のおかげで、実際にはより良い結果が出ます。

7月の終わりには、アプリのV1.9.9を出しました。アプリの中でかんたんに共有したりコメントしたりできる、友だちのフィードが加わりました。これで友だちタブは、歩数のランキングだけの場所から、生活のあらゆる面、つまり生産性や旅行やワークアウトなどを分かち合う場所になりました。


この新しいフィードなら、SNSに投稿しなくても、Gyroscopeの中で友だちにレポートやワークアウトを見せられます。友だちの投稿にいいねやコメントをして応援し、みんなのやる気を保てます。
8月
数年ぶりに、ウェブサイトをようやく新しくして、増えてきた機能をすべて載せました。Gyroscopeの使い方は人それぞれなので、それを見せて、このアプリが生活にどんなふうに効いてくるのかをいろいろな形で伝えたかったのです。



9月
私たちは世界中にメンバーがいる分散したチームですが、9月の初めにサンディエゴに集まって、対面でデザインやアイデア出しをしました。
新しい会社向けダッシュボードのベータテストも始めました。スタートアップというストレスの多い職場にいながら、チーム(まずは私たち自身、そして他の会社も)が健康でいられるようにするものです。


9月は、Gyroscopeを始めて3年の節目でもありました。
10月

何か月もの調査とデザインと試し刷りを経て、あなただけの年次レポートの本が届きました。2016年のレポートを、一冊ずつ違う40の版として、それぞれ64ページでつくり、世界中のメンバーにお送りしました。

11月
11月には、iPhoneとAndroidでV1.10を出しました。これまででいちばん大きなアップデートです。Proのメンバーがもっと多くのデータを見られる新しい方法が加わり、縦に広いiPhone Xのような新しい形もいかしています。

もっと良いワークアウトができるように、ワークアウトの心拍ゾーンの分析も加えました。体づくりの目的によって、過ごしたいゾーンは変わってきます。

週の目標も改善して、毎日のコツを届けられるようにし、1週間に立てられる数も5つまで増やしました。

このバージョンではSleep AIも使いやすくなり、誰でも無料で使えるようになりました。毎晩の睡眠を自動で記録するいちばんかんたんな方法なので、Proのメンバーだけでなく、みんなに使ってほしかったのです。

11月にはProのメンバーが4,000人を超えました。これは大事な節目です。Gyroscopeのようなサービスを成り立たせるには、購読という形が欠かせないと考えているからです。無料のユーザーをたくさん集めて広告やデータを売るという昔ながらのやり方は、この領域ではうまくいきませんし、動機がずれて、ずっと悪い製品になってしまいます。

3年前の最初のリリースからGyroscopeを使い続けてくれている、初期のメンバーのみなさんに、あらためてお礼を言わせてください。
12月
何か月ものベータテストと改善を経て、Gyroscope AndroidアプリがGoogle Play Storeで公開されました。裏側ではReact Nativeを使っているので、いまや両方のプラットフォームでまったく同じコードが動いています。おかげで新しい機能や製品を、みんなに一度に届けられます。

新しいGyroscopeのアプリは、Googleのその年の「Best of 2017」の「Hidden Gem」部門にも選ばれました。



Androidアプリの公開もあって、登録ユーザーは20万人を超えました。年の初めから2倍以上です。
12月には、Gyroscopeのシンボルである3色のTシャツも出しました。いまはThreadlessで、メンズとレディースのどのサイズでも1枚20ドルで買えます。

もうひとつの実物の製品として、Gyroscopeのギフトカードも出しました。今年はApple WatchやFitbitと一緒に贈られる人気の品でした。ギフトカードを使えば、誰かに1年分のProのメンバーシップを贈れます。

そして年の終わりには、2017年の年次レポートを公開して、みなさんが成し遂げたことを振り返れるようにしました。今年はデータをより深く見るための新しい表示を用意し、月ごとの進み具合の内訳ももっと見せています。



ふう、なかなかの1年でした。
次は何でしょう
2018年に用意しているものを、早くお見せしたくてたまりません。今年はたくさんの新しい連携(last.fmやGarminなど)、アプリの新しい位置情報の仕組み(いまは早期ベータです)、そして健康でいるための新しい機能をいろいろ加えていきます。
