Gyroscope Benchmarks / マインド
視覚探索テスト:仲間はずれをどれだけ速く見つけられますか?
このテストは、よく似た妨害刺激の中から標的をどれだけ速く正確に見つけられるかを測ります。

なぜ大事なのか
ひとつだけ合わないものを見つける。名前をつけずに一日中使っている技術です。満車の駐車場で自分の車を、ぎっしり並んだ棚で目当てのボトルを、混んだホームで友人を、前方でこちらの車線にはみ出してきている1台を見つけるのがそれです。探索が速いとき、目は理由を言えるより先に標的に落ち着きます。遅いときは候補をひとつずつ確かめることになり、その代償は、持っていなかった数秒です。
知覚の速さは年齢とともに遅くなる能力のひとつで、睡眠が足りない日、気が散っている日、疲れきった日にも滑り落ちます。厄介なのは、その滑りをほとんど感じないことです。ある研究では、6時間睡眠を2週間続けた人たちは丸2晩眠らなかったのと同じだけの低下を示しながら、自分では軽く調子が落ちた程度だと評価していました。自分がどれだけ鋭いかという感覚は、頼りない計器です。条件を固定した時間計測つきの探索のほうが、ずっと良い計器です。
Van Dongen et al., Sleep, 2003
このテストが与えてくれるのはそれです。同じグリッド、同じスマホ、同じ1分を、月に1回。1回だけでは多くを語りません。1年で12回並べば、注意力が保たれているのか、ずれているのか、何かを変えた後に戻ってきているのかが、確かめようのない感覚ではなく数字で見えてきます。
このテストが測るもの
仲間はずれ探しでは、同じ形が並んだグリッドの中にひとつだけ違う形があります。あなたの仕事は、誤りを少なく保ちながら、その仲間はずれをできるだけ速く見つけてタップすることです。ラウンドを繰り返すことで、一度のまぐれではなく、知覚の速さと選択的注意を試します。
探索の難しさは、標的の何が違うかで決まります。Treisman and Geladeの特徴統合の実験は、ひとつの特徴で定義される標的と、複数の特徴の組み合わせで定義される標的を区別しました。単一の特徴による標的は妨害刺激が増えてもほとんど影響なく浮かび上がりますが、組み合わせによる標的は、集中した注意で候補をひとつずつ調べる必要があるかもしれません。
Treisman and Gelade, Cognitive Psychology, 1980
だからこそ、生の反応時間は視覚探索ゲームの間できれいに移せません。グリッドの大きさ、間隔、標的の似かた、標的の有無、画面の大きさのすべてが探索を変えます。仲間はずれ探しは、正確さと、同じアプリのプロトコルでの自分の反応時間の推移で読むのがいちばんです。
今すぐテストする
- 1Gyroscopeで仲間はずれ探しを開き、楽で毎回同じ距離にスマホを持ちます。1回は60秒ほどです。
- 2各グリッドを走査して、他と違うひとつの形を探します。
- 3仲間はずれの形を一度だけタップします。違いがすぐにわからなければ、当てずっぽうではなく順序立てて探します。
- 4全ラウンドを通した正確さと反応時間を残します。いちばん速かったグリッドだけでテストを判断しないでください。
参考の帯域
セットサイズや標的の似かたが変わっても通用する標準的な視覚探索の基準表はありません。そのためGyroscopeは、固定した独自の課題に対して実用的な正確さの帯域を使っています。
| 正確さ | 実用帯域 |
|---|---|
| 95%以上 | 集中している |
| 85〜95% | 標準 |
| 85%未満 | 急ぎすぎか疲労 |
Treisman and Gelade, Cognitive Psychology, 1980。Gyroscopeの実用的な帯域を支える研究上の文脈です。
反応時間は、正確さが安定してから初めて副次的な推移として使ってください。誤った標的が増えて速くなったタップは改善ではありませんし、スマホの結果を、異なる刺激を使う実験室のディスプレイと比べるべきではありません。
スコアを動かすもの
視覚探索は、ラウンドが重なるにつれて注意の持続力に頼ります。短期の睡眠遮断のメタ分析には70本の論文と147件のテストが含まれました。単純な注意の途切れが最も強い領域効果、Hedgesのg -0.776を示し、複雑な注意も低下しました。
Lim and Dinges, Psychological Bulletin, 2010
- 睡眠不足と疲労は、遅い探索や見逃しを増やすことがあります。
- 練習で、この課題で繰り返し現れる特徴の違いが身につきます。
- ストレスは、標的を確かめる前の早まった当てずっぽうを誘うことがあります。
- 画面の大きさ、明るさ、見る距離は、絶対的な速さを変えます。
改善するには
このスコアを上げるものは2つあります。考えずに繰り返せる探索のパターンと、指が動く前に標的を確かめる習慣です。速さはその両方の後についてくるもので、直接追いかけてもめったに手に入りません。
- パターンを固定する。 中央から始めて毎ラウンド同じ経路で外へ掃くように見ていけば、同じマスを二度確かめることも、飛ばすこともなくなります。計画しなくていい経路なら、注意を形そのものに使えます。
- まず違いに名前をつける。 走査する前に、何が違いうるかを決めます。向き、大きさ、切れ目、色。ひとつの特徴で定義された標的は飛び出して見えやすいので、何を探すかを知っていれば、遅い点検が速い発見に変わります。
- 確かめてから、タップする。 誤ったタップは遅いタップより高くつきます。候補が目に留まったら、決める前に隣の形を一度だけちらりと見ます。
- 画面をクリアにする。 反射のない場所に座り、明るさを楽なレベルまで上げ、いつも使う距離でスマホを持ちます。暗い画面や映り込む画面で真っ先に犠牲になるのは、小さな違いです。
- 目をチェックする。 腕の長さの距離で小さな違いがぼやけて見えるなら、眼科で検査を受けてください。古い度数のままだと、どのグリッドも本来より難しくなります。
- 難しいラウンドではゆっくりに。 1秒で決まらないグリッドは、3秒かけていい。85%未満の正確さはたいてい急ぎすぎのサインで、直すのは速さではなく辛抱です。
月に1回、休養して同じ時間帯に、同じ明かりのもと、同じ距離で再テストします。プロトコルを固定しておけば、フィード上の線に映るのは部屋ではなく、あなたの注意力です。
記録する
アプリで記録しましょう。
Gyroscopeをダウンロードすれば、仲間はずれ探しは1分ほどで実施できます。同世代や研究データ、そして自分自身の基準値と比べてみましょう。
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