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Gyroscopeの物語

Gyroscopeニュースレター:3月

肥満の新しい薬、Huberman Labの習慣を試すこと、そして新しいBento Boxの開封!

Gyroscopeニュースレター:3月

肥満の新しい薬、Huberman Labの習慣を試すこと、そして新しいBento Boxの開封!

この数か月は刺激的な時間でした。人工知能が大きく前進し、健康の分野でも新しい動きがいくつもありました。

今月の3月のニュースレターで取り上げるのは、
• 評価の高かった実験の振り返り:Gyroscope Labs
• 最近よく耳にする最新のGLP1系の薬について
• アプリのアップデート:まったく新しいBento Box
• ちらりとのぞくAIのこれから

準備はいいですか。では、はじめましょう…

01

🏆 評価の高かったLabs

昨年はGuidesとLabsに力を入れて、いまでは健康を管理するために知っておきたいことは、ほぼひととおりそろっています。

Labsでいちばん効果があった習慣

Labsには効果の大きい習慣が何十とあり、それぞれに実際に試したメンバーのレビューと評価がついています。健康の土台になるものもあれば、Huberman LabやPeter Attiaのポッドキャストで見かけたことのあるコツや研究もあります。

これらの習慣は、いまやGyroscopeのメンバーによる何千もの実験とレビューで試されています。コミュニティのランキングを見て、どの習慣がいちばん効果があると評価されたか、そしてどれがいちばんやりやすいかを探ってみましょう。

こちらが総合評価の高い習慣です。

いまのところ1位は「1日1食にする」。少し上級者向けで、正しくやるには細かい注意がいくつもあります(実験のページに書いてあります)。ただ、代謝の健康にも仕事のはかどり方にも、とても効きます。

その下に続くのがL-テアニン+コーヒー寝る前に食べない(1位と組み合わせると、なかなか大変です)、そして感謝の日記をつけるです。

とても忙しくて、もっと手軽なものをやりたいときはどうでしょう。

こちらがみんなの評価でいちばんやりやすいとされたものです… 意外にも、重い掛け布団を使うことが1位でした。そのすぐ後にコルディセプスやL-テアニンといったサプリが続きます。これも取り入れやすいものです。

手軽な選択肢があることは大事です。世界でいちばん効果のある強力な習慣も、実際にやらなければ何の役にも立ちません。

このゼロか100かの考え方は本当によく見かけます。人間としてごく自然なことではあるのですが、残念ながら多くの人の足を引っ張っていて、Gyroscope Coachのプログラムで最初に扱うことのひとつでもあります。いちばん極端でいちばん最適なことをやるか、さもなければ何もやらないか。でもたいていの場合、いちばんいい戦略は「できることをやる」です。数分しかできない日もあれば、もっとできる日もあります。

あなたが試したことのある習慣はどれですか。

今月の一押しはこの2つです…

🌈 スマホをグレースケールにする

iOSの設定をひとつ変えるだけで、あとは1秒もかからずに切り替えられます。スマホを使うのに色は本当は必要ないのに、色があるとずっと中毒性が高くなります。とくにSNSではそうです。

これをやると、その中毒性を打ち消しながら、スマホを使うことはできます。超加工食品をやめてホールフードに切り替えるのと、デジタルの世界で同じことです。

Gyroscope
スマホの画面は、明るく、色鮮やかで、引き込まれるようにつくられています。ときにそれが効きすぎて、私たちは…gyrosco.pe

🌞 朝の日光!

これはHubermanのポッドキャストでも強くすすめられていて、太陽の大切さを示す科学的な研究もたくさんあります。

Labsに入ったばかりの新しい習慣なので、レビューはまだ多くありません。でも春になったいまは、試してみて評価をつけるのにぴったりの時期です。

Gyroscope
毎日、朝早く(起きたらできるだけすぐに)日光を浴びるようにすると、さまざまな効果が期待できます…gyrosco.pe

セマグルチド:減量の特効薬?

ここ数週間、新しい減量の特効薬「セマグルチド」の話がメディアにあふれていて、もう聞き飽きた方もいるかもしれません。ただ、イギリスのNHSでも使えるようになったことで、これが定着するのははっきりしました。そこで私たちの考えも少し書いておこうと思います。3年前にGyroscope Xを出して以来、健康の分野でいちばん大きな出来事のひとつと言えるかもしれません。

まず、これは何なのか。

セマグルチドはGLP-1受容体作動薬という種類の薬です。おおまかに言うと、インスリンの分泌を増やしてグルカゴンの分泌を減らし、満腹感を強めます。この言葉のどれかがわからなければ、目を通しておきたいのがGyroscopeの空腹 & 満腹ガイドです。

2型糖尿病と肥満の両方の治療に使われていて、糖尿病や重大な心血管の問題の治療に使われるのがOzempic、慢性的な体重管理のために処方されるのがWegovyです。名前は違いますが、中身は同じものです。いまのところWegovyは、肥満(BMI30超)の成人、または体重が原因の健康問題があってBMIが27を超える成人に認められています。12歳以上の肥満の子どもにも承認されました。

いいところ

  • 食欲を抑え、その結果カロリー摂取が減ることで、大きな減量につながることがある
  • 血糖のコントロールがよくなることがある
  • 血圧やコレステロール値など、ほかの健康指標もよくなることがある
  • 体重が減ることで、生活の質が上がり、自信が持てるようになることがある

よくないところ

  • Wegovyには副作用があり、吐き気、下痢、腹痛、便秘、頭痛、疲労感などが出ることがある
  • Wegovyはインスリン、スルホニル尿素薬、そのほかインスリン分泌を促す薬と相互作用し、低血糖の危険を高めることがある
  • Wegovyの2年を超える長期の安全性と有効性は、まだ確かめられていない
  • Wegovyは高価で、すべての保険でカバーされるとはかぎらない

Wegovyの疑いようのない利点のひとつは、患者にすぐ効果が出ることです。いろいろな意味で「時限爆弾を抱えた状態」の人がいて、「根本の原因」にたどり着いて長期の行動を変えるだけの時間がとてもない場合、これは人生を変えるほどの働きをしえます。

病的肥満(これは臨床の用語です)で、すぐに手を打たなければいけない人にとっては、文字どおり命を救うかもしれません。取り返しのつかないことが起きる前に体重を落とし、それから長期の習慣に取り組む時間をつくれます。あるいはそうならないかもしれません。一生この薬を飲み続ける必要のある人もいるでしょうし、深刻な副作用が出ないのなら、ほかの道よりましかもしれません。肥満はからだだけの問題ではなく、たいてい深刻なメンタルヘルスの問題と結びついていて、たがいに影響し合っています。そこに向き合うには何年、あるいは一生分の取り組みが必要で、答えが出ないまま終わることも少なくありません。

いちばんいいのは、これが後押しとなって肥満との闘いの流れを変え、生活のほかの部分もすべて変えていくのと同時に、正しい方向へ進む助けになることです。肥満はかなり急を要する問題なので、使える道具はすべて使うのが理にかなっています。

そういう一部の人にとっては、まさに必要な万能薬なのかもしれません。だから私たちも、これに偏見を持たないよう、そして健康の分野でとくによく見かける数々の論理の落とし穴に考えを引きずられないよう、気をつけるべきです。

そこまで急ぎではないけれど、太りすぎや肥満のせいで健康を損なっている人にとっても、これは正当な治療のひとつになりえます。そのあいだに、いずれ薬をやめても健康でいられるように、長期の習慣と要因に取り組んでいけばいいのです。

ただ、この薬がやっていることは、要はカロリーをコントロールする手助けだと忘れないでください。エネルギー摂取を減らせば体重は落ちますし、肥満であればそれだけで多くの健康指標がよくなることはわかっています。でも魔法ではありません。栄養と行動は、やはり大事です

いまのところ、セマグルチドをやめた人のほとんどは体重が戻る、というのがデータの示すところです。聞き覚えがありませんか。これはあらゆる食事制限で起きることで、長期の行動の変化と、続けられる自分に合った食習慣の改善を組み込まないかぎり避けられません。長い目で見れば、質のいいホールフードを中心に、バランスのとれた食事、十分なたんぱく質、たっぷりの食物繊維、たくさんの野菜と、健康な腸とからだに必要なものを追い続けるしかありません。GLP1系の薬は、そこは助けてくれません。

これこそ私たちがGyroscopeにつくり込んできた体験です。残念ながら、錠剤や注射ひとつよりずっと手間はかかります。それでも近道はありません。ほとんどの人には、Gyroscope Coachのようなもっと全体を見るやり方をおすすめします。こうした薬を使うより、費用は半分以下で済むことが多いのです。

さらに言えば、体重を落とすあいだに筋トレをせず、たんぱく質も足りていなければ(どちらも長生きのために私たちが強くすすめていることです)、脂肪と一緒に筋肉もごっそり失うことになります。これはとくによくありません。

ですから、これが多くの人の助けになるのは間違いないとしても、万能の解決策ではありません。栄養、睡眠、運動、そして健康の土台となる柱はやはり効いてきます。セマグルチドは、ある人たちがカロリー摂取をコントロールするのを助けてくれる、それだけです。

体重を落とすのは簡単で、落としたままでいるのが難しい。いまのところセマグルチドは、効果はあっても、ほかのあらゆるダイエットと同じ問題を抱えているようです。長期の計画、コーチング、行動の変化を組み込まなければ、長続きしない。

ですから私たちのおすすめはこれまでどおり、根本の問題を見つけて解いていくことです。とくに食事の質を上げて肥満を戻す、あるいは避けること、そしてできるだけ早く筋トレを取り入れることです。

とても簡単で手軽な答えを、みんなが求めているのはわかります。でも残念ながら人間のからだはかなり複雑で、必要なものがこれだけあり、そこを回避する近道はいまも見あたりません。ただ、Gyroscopeのような道具を使えば、その手間はかなり自動化できます

いい知らせは、研究を見るかぎり、こうした核心の変化をすべて進めながら、あるいはそれを始める勢いをつける補助輪として、セマグルチドが強力な後押しになりえるということです。

新しいBento Boxを開ける

先月、Healthタブの大きなアップデートを出しました。トレンドをすべて整理して、最新のデータをこれまでよりずっと速く見られるようにしています。

目指したのは、どのグラフでも5秒以内で見られること。これなら好きなときに気軽に開いて、自分の調子を確かめられます。

直近の数週間だけを見て、いまどこにいるのかをつかむこともできますし、1年ぶんまでズームアウトして全体の進み具合を見ることもできます。

Health Scoreは、データのとなりにさらに評価と気づきを添えて、その意味を説明し、どの部分がよくなっていて、どこに手を入れるべきかを示します。

同じ場所から、関係するガイドを開いたり、改善のための習慣を探したり、Academyの基本的な学びを実践したりもできます。

いちばん上には、週、月、四半期、1年を切り替えられる時間の選択が出ています。

これらはすべてGyroscope Proのメンバーシップに含まれます。完全に無料で、誰でもアプリでメンタルヘルスと瞑想を記録し、その傾向やパターンを見ることができます。睡眠や歩数、食事などのデータを記録する準備がまだ整っていなくても、心から始めるのはたいてい素晴らしい第一歩です。

Gyroscopeのロードマップ

今年の重点のひとつは、いま使ってくださっている方を戸惑わせずに、アプリを大きく変えて良くし続けることです。そしていま、AIの技術をアプリの体験に組み込む新しくわくわくする方法を探っています。私たちのデータ人間のコーチングチームの、両方と一緒に働くAIです。

この数週間、新しいAI機能のいくつかをアプリで試していますが、本当に驚くような手応えです。これまで誰もやったことがないので、出せる状態にするまでに考えて試すことは山ほどありますが、いまのところとても有望です。

インターネットが始まったころや、最初のiPhoneに似た感じがします。見た目はかなり単純なのに、一度使ったらもう戻れなくなる、ああいうものです。

いちばんいいところは、最初の波を試してもらうベータテスターを、もうすぐ何人か迎えられそうなことです。詳しくは来月に…

今年のロードマップには、アプリの大きな段階が3つあります…

V5:いま私たちがいる世代。いまある画面をすべて直して良くし、本当に力のあるものにします。分析、レポート、ガイド、クイズなど全部が対象です。新しいBento boxとHealthタブのすっきりしたデザインで最近少し前に進みましたし、この先もたくさん控えています。

V6:新しいAIの体験。新しい技術を使って、いまあるものをさらにすっきりまとめ、新しいメンバーにも直感的にわかるようにします。そして、すでにデータのそろっている長年のメンバーには、もっと深い気づきと人生を変えるコーチングを届けます。

V7:長寿へさらに踏み込む。新しいトラッカーと指標を加えて…

最初からいてくださった方も、最近来てくださった方も、本当にありがとうございます。つくっているものを、これからもっとお見せできるのが待ちきれません。